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震災1週間後の感動コンサート

東日本大震災1週間後の3月19日、首都圏ではほとんどの公演が中止になる中、立川市砂川公民館(学習館)で予定されていた「ときめき春のコンサート」は行われました。出演は6名編成の管楽アンサンブルGMQ(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ)の皆さんです。
あの状況で公演できたのは、以下のような理由が考えられます。

  • いつ停電するか判らない状態だったが、窓のある講堂での公演なら支障ない。
  • クラシック音楽なので電気楽器を使わない。
  • 公民館なので観客の多くは地域の人々であり、徒歩で来館する人が多く、交通機関が止まっても集客に支障は少ない。
  • 開催か中止かを問い合わせる電話が多数あった
  • 出演者は開催を前提として対策をしていた

管楽アンサンブルGMQ出演者は首都圏各所から来館するため、前日に宿泊したり、中には一晩中情報を聴いていたため一睡もしていない奏者もいましたが、全員無事に集合できました。
客席がほぼ満席となり予定時刻の14:00に開演し、観客の心理状態を考慮して若干プログラムを変更しました。モーツアルトの軽快な曲で始まったコンサートは、震災以来1週間ほど音楽をほとんど聴いていない観客の心に、水が浸透するごとく広がっていき、深い感動を覚えた人が多かった様子でした。3月17日の産経新聞にも「音楽を聴きたいという欲求が高まっている」とありましたが本当にその通りで、ふだんは何気なく聴いている音楽ですが、このような時に聴くと、深い感動と共に元気が沸いてきて、音楽の持つ不思議な力を実感しました。特に「ふるさと」など日本の曲の時には目頭を押さえる人もいたのが印象的でした。

力演した管楽アンサンブルGMQの面々は、「こんなに喜んでもらえて私たちの方が感動しました。場所さえあればどこでも演奏できるという機動力を生かして、どんな所へでも演奏に行き、音楽の喜びを皆さんと分かち合いたい」と話していました。この日の体験は、今後の演奏活動にも大きな影響を与えることでしょう。

プログラム

1.ディベルティメント第9番より 第1楽章&第4楽章(モーツァルト作曲)

2.ハンガリア舞曲第5番(ブラームス作曲)

3.アルルの女組曲より メヌエット(フルートが活躍・ビゼー作曲)

4.津軽海峡冬景色より(オーボエが活躍する曲)

  バレエ組曲「白鳥の湖」より 情景(チャイコフスキー作曲)

5.クラリネット・ポルカ(クラリネットが活躍・ポーランド民謡)

6.白鳥(ファゴットが活躍・サンサーンス作曲)

7.ホルン協奏曲第4番より(モーツァルト作曲)

8.プレリュード第7番(ピアノ独奏・ショパン作曲)

< 休 憩 >

9.エンタティナー(S.ジョプリン作曲)

10.観客にお子様が数名いたため、ドラえもんのテーマ曲を特別プレゼント

11.ハイケンスのセレナーデ

12.日本の歌メドレー 
  ふるさと・おぼろ月夜・我は海の子・もみじ・冬景色

13.カルメン組曲より(ビゼー作曲)

  前奏曲・アラゴネーズ・間奏曲・アルカラの竜騎兵・フィナーレ

アンコール ラデツキー行進曲(皆さん手拍子で参加)